免疫力と食
免疫はミトコンドリアで決まる!
「免疫力」という言葉をよく聞きますね。
私たちの体は約60兆~の細胞で構成されています。
その細胞の一つ一つにミトコンドリアが存在し、熱をはじめ特微物質を産生しています。
そして、1日に1兆ずつ生まれ変わり、新陳代謝をしているそうです。
脳では、脳腸ホルモンをはじめとする神経伝達物質のすべてを、副腎皮質ではそのホルモンを産生します。
ほとんどのホルモンやサイトカイン(生理活性物質)は各ホルモン腺や器官のミトコンドリアが働き、免疫が侵されないようにしています。
しかし、冷たい飲み物や過食、拒食などで腸にダメージを与えるとミトコンドリアの働きに支障をきたします。
ミトコンドリアは酸素と栄養が必要です。
主食はなにを食べていますか?
日本人はとても豊かな食生活をしていますが、米を主食とした伝統食の大切さを忘れてはなりません。
米は小麦とよく似た組織を持っていますが、性質はまったく異なります。
日々のおうちごはんは、なるべくお米と旬の野菜、果物、伝統の発酵食品を楽しみながらいただきたいものです。
そして、『火食は過食に通ず』という言葉があります。
医学の祖・ヒポクラテスの言葉です。
火食とは加熱食のことですが、加熱食ばかりでは本来の栄養が減ってしまうだけでなくつい食べ過ぎてしまい、その食べ過ぎが病気の原因となると諭しているのです。
酵素たっぷりの生食(非加熱食)と火食(加熱食)をバランス良くいただきたいですね。
四季のある和の食材に感謝し、自然の恵みから免疫を維持しながら、胃腸をたいせつに暮らしたいものです。